年に100冊の本を読む早大生が同世代読んでほしい本

早大に入学し、インターンシップを通して学歴以外に大切にすべきと気づいたこと。

【1分で読める】考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法 入門編について

みなさん働いていて新しい事業を立てることや、企画書の作成、何かを提案するなどの経験はありますか?しかし、それと同時に自分の考え自体は存在してもうまく発表できない、伝えられないという経験もあるでしょう。僕も実際にその一人です。

 

この本は筆者が某米コンサルティング会社に勤めている際に学んだライティングの技術をもとに、日本人はどのように企画書の作成やメールライティング作成すればいいのかをまとめた本です。

 

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そして、この本の中で僕が最も印象に残っているのは、

「OPQ分析」です!

 

 

それでは、まずOPQ分析について語るまでに前置きとして、

筆者はライティングとは書くプロセス以前に考えるプロセスが存在し、その考えるプロセスが一番大事だと主張しています。

 

その中で最も大事なのが、このOPQ分析です。

OPQ分析とは、

O:Objective:理想

P:Problem:問題

Q:Question:読み手の疑問

のことです。

詳しくお話していきたいと思います。

 

まず、文章を記述する際に大事なのは読み手の目線に立つことです。

彼らはみな多忙でたくさんの文章を毎日読む必要があります。そんな彼らに対して読みづらい文章だったり、なにを伝えたいのかがわかりずらい文章を書くのは大変失礼ですし、読まずに捨てられる可能性もあります。

なので、読み手の立場に立って「読み手にとって魅力的な文章を作るのはどうしたらいいだろう?」と考える必要があります。

そこで使うのがOPQ分析です。

 

基本的にOPQ分析には3つのステップが存在します。

まず考えるべきことは、彼らは常になにかしらの問題を抱えていて、解決しようとしていることです。つまり、

①Objective: 相手にとっての理想的な状態はなんだろうか?

です。

 

例えば、読み手にとって売り上げを伸ばすことが最終的な目標だった場合に

O:売り上げを伸ばすこと

と設定します。

 

そして、実際に読み手はその理想を実現するために困っているはずです。なので、次に考えるべきことは

②Problem:その理想を実現するには何を問題として認識しているのか?

です。

 

例えば、読み手にとって売り上げを伸ばすために障壁となっていることが、競合他社の拡大だった場合、

P:競合他社の拡大

と設定します。

 

最後にその問題を解決するにあたって読み手はの疑問を考えます。

それが、

③Question:読み手は今どんな疑問を抱いているだろう

です。

 

先ほどの例にのっとると、読み手は競合他社の拡大を阻止するためにはどうすればいいのか?と考えているでしょう。そうなった場合に、

Q:競争相手の拡大を止めるためには?

と設定する。

 

その読み手のQの部分に対する答えを文頭に持ってくればOPQ分析を通した読み手を引き付ける文章が完成します。

意外と簡単ですよね!

 

最後にまとめを書きます。

 

まず、自分の提案を読んでもらい理解してもらい魅力的に感じてもらうためには相手の立場に立つことが最も大事です。

そこにおいて使われるのがOPQ分析であります。

①Objective:読み手にとっての理想

②Problem:理想を実現するための問題や障壁

③Question:読み手が抱いている疑問

最後にその疑問に対しての答えを文頭に持ってくればOKです!

 

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この本には実は続きがあって、読み手の疑問に対しての答えを導き出したあとに

「どうやってその答えを読み手に採用してもらえるか?」が書かれています。

次の記事でその点について触れたいと思うので、ぜひ見てくれると嬉しいです!