年に100冊の本を読む早大生が同世代読んでほしい本

早大に入学し、インターンシップを通して学歴以外に大切にすべきと気づいたこと。

【1分で読める】直観と論理をつなぐ思考法について

今まで生きていてあなたは「本当はこんなことがやりたんだけどな」という感覚に陥ったことがないだろうか??

 

仕事をしていて、学生をしていて今やっていることに違和感を感じて、起業してみたいだったり、なにか事業を起こしてみたいという風に感じたことが誰しもがあるだろう。

 

ただ、実際にそれを思うことと実行して成功することは全く持って違う。

「どんなにいい考えがあっても成功できないならやらないで今の暮らしでいいかな」と感じている人にはぜひこの本を読んでみてほしい。

 

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この本はその「直観(妄想)」と「論理」をつなぎ合わせ

・その直感を行動に落とし込むにはどうすればいいか?

・その行動を成功させるためにはどうすればいいか?

の2点について語られている。

 

 

端的にいうと答えはこうだ。

「あえて論理や戦略から始めない」

 

なぜなら、これらはすべてデータや過去に依存しているからである。

 

確かに一見するとデータや過去に依存していることはいいのかもしれない。

しかし、今のこの世の中はVUCAと言われる。

V: Volatility (変動制)

U: Uncertainty (不確実性)

C: Complexity (複雑性)

A: Ambiguity (あいまいさ)

 

これらがそろった現代において今までの過去やデータに依存した戦略や論理は確実に淘汰される。

 

今まで数々の成功を収めて全世界に影響力を及ぼしている人間は

イーロンマスク:「2035年までに全人類を火星に移住可能にする」

ラリーペイジ:「もしすべてのウェブサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録できたらどうなるだろう?」

サルマン・カーン:「質の高い教育を、無償で世界に提供するには?」

という風にデータや過去に依存してはおらず、常に時代に先行した考えを持っている人たちがほとんどである。

 

そして著者はこのような考えがこれから成功するためには必要で、それを

「ビジョンドリブン」な考えだという。

 

そのために必要なステップは以下の4つである。

①妄想する

>そもそもなんのためにそれを行うのか?

②知覚する

>インプットの幅を増やす

③組み換えする

>独自性を追求する

④表現する

>アウトプットを徹底する

 

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ポイントとして、これら4つを実行していくうえで何より大事なことは、

「水平思考」を徹底して行うことである。

水平思考についての細かい説明は僕が以前載せた「天才たちの思考法」を参照してほしい。

 

 

 

an6-1027studentaffiliate.hatenablog.com

 

水平思考を単純に言うと、

>常識を疑う

>ありのままを知覚する

の2点が大事である。

 

 

そして、この①から④のステップをいかに速い回転で

「具体化→フィードバック→具体化」

を行えるかが大事だと説く。

 

実際にマシュマロチャレンジという実験(マシュマロとスパゲッティとマスキングテープでいかに高い塔を作れるかという実験)を行った際の結果が、

1位:エリート建築家

2位:エリート経営陣

3位:幼稚園児

である。

 

つまり、幼稚園児に他の優秀な社員やMBA大学生たちが負けたのだ。

これはなぜかというと、頭がいい人たちほど綿密に計画を重ねたうえで時間制限ぎりぎりに実践に移して失敗をしたからだ。

それに比べて幼稚園児は作業を行っていく中で考えるということを行った。その結果、勝利できたという。

 

ここから僕がなにを伝えたいかというと、

大事なのは①~④のステップを水平思考を通して行いながら、

何度も実践し(具体化)、失敗して考える(フィードバックをもらう)、そしてまた実践を繰り返す方ことが大事ということである。

 

最後にまとめると、

まず現代で成功を収めるのにあたって大事なことは論理やデータに基づいた考えではなく、自分の直感や妄想を原動力に考えていくこと。(ビジョンドリブン)

そのためには、まず

①そもそもなんのためにやるのか?

②そのための知識を増やす

③自分にあった形を考える

④具体化し、失敗を重ねる

 

これら4つを水平思考を通して行う必要がある

ということである。

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以上が「直観と論理をつなぐ思考法」の簡単なまとめである。

実際にこの本はすごく複雑な内容ですべて理解するのには時間がかかってしまうが、とても興味深い本なのでみなさんにもぜひ手にとって読んでほしいと感じる。